このページの最終更新:20th Apr 1999

音楽三元論

音楽の基本因子

みなさんは「音楽の基本となる要素は何か」という問いに自信を持って答えを 出すことができますか。実はこの問題は、簡単なようで少々やっかいです。普段 わたしたちはそんなことは考えないで楽器を演奏していますから、突然問われると 困ってしまうかも知れません。
この問題の答えはただ一つというわけではありませんが、音楽を音の集合として 解析するならばその基本因子は「メロディ・リズム・ハーモニー」であるといえます。
では、実際にこの三つがどのように音楽に関わっているのかをみてみましょう。

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メロディ

音楽には、どんな場合でも旋律があります。前奏そのものには旋律はありません。しかし 前奏は旋律を導入するための準備ですから、そのあとにメロディが必ず登場します。 つまり、前奏も旋律に支配されています。このメロディは、もっと突き詰めてみれば 音の高低の羅列です。ただ、その高低の変化が音階という型にはまって行われるのが 特徴です。このルールが一切無ければ、旋律は雑音と何らかわりません。
メロディの表情が、音楽の全体の表情・雰囲気を左右する最大の要因になります。 そして、メロディの表情は、メロディがどんな音階を元にしているのかによって、 大きく変化します。長調・短調の違いだけでなく、日本の古典音階や沖縄音階、 ジプシー音階などの違いもあります。

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リズム

しかし、音の高低の変化だけでは音楽は成り立ちません。その音の変化が 一定のリズムに従うことによってはじめて、音楽の要素となり得ます。
音楽に置いて、リズムにはいくつかの分類ができます。ひとつは、音の長さに 由来する強弱です。これは、同じ高さの音が長く続けば強く、短ければ弱く 感じられます。もう一つは、音楽全体を支配する強弱のパターンです。これは 一般的には拍子と呼ばれます。このふたつのリズムが組み合わさることで、音楽に 進行感や躍動感がでてきます。また、強弱の展開する間隔の違いがテンポの違いとして 感じられるのです。

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ハーモニー

音程の変化が一定のリズムに従って登場すれば、旋律になります。もちろん それだけでも音楽として認められますが、ほとんどの場合は、この旋律にいくつか 別の音を加えることで音や響きに厚みを与えています。このいくつかの音の重なりが ハーモニーです。
ハーモニーの一番基本的な役目は、旋律に厚みを持たせることですが、うまく使うと 旋律の表情を補ったり強めたり、変化を持たせたりすることができるのです。

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