このページの最終更新:15th Jun 2002

初心者を囲むみんなが気持ちよく演奏会に出られる方法


初めにお断りとお願い

このページで述べる方法は、過去に何かしらの文献で紹介されていたものを、 クラ総研風にアレンジしたものです。最大限できる範囲で元となった文献を 探しましたが、発見できませんでした。

ここで、この記事の内容がその名称不明の文献を参考にしていることを あらかじめお断りするとともに、もし元となったと思われる文献について 何かご存知の方がおられましたら、ご意見フォーム からお知らせいただけると幸いです。

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初心者が演奏会に参加するときに問題となること

皆さんのバンドでは、初心者はいつから演奏会に参加しますか? バンドによって様々ですが、数ヵ月後には本番を迎える人がいる一方で、本番まで 1年以上下積みをしなければ参加させてもらえないバンドもあったりするようです。
いずれにしても、全く経験のない人が演奏会に出るには、いくつか問題となることが でてきます。結局、その問題をどう解決するかによって、初舞台の時期が 決まってくるように思われます。

では、初心者がステージに乗るときに問題となることはなんでしょうか。
まずは、根本的に楽器の経験が少ないことがあります。そのことによって、たとえば 長いフレーズを一息でふけないとか、音量の調節ができないとか、高い音が出ないとか、 細かい音符がふけない、というように、楽器を音楽に合わせてコントロールできない ということになってしまいます。また、音色も研ぎ澄まされていなければ、まわりの 音色とあわせるのも難しい作業になってしまいます。
また、音楽に接する機会が少なかったりした場合、音楽に表情付けをするための 基礎データのようなものが少なく、どう表現したらよいかわからない、という こともあるでしょう。さらに、これらの問題が目に見えて出てくることで、 回りに迷惑をかけると萎縮するということも考えられます。

これらの問題を、たいしたことがないと割り切ってしまったり、本当は困るけど それ以前の別の問題(人数が足りないなど)で無視せざるを得なければ、なんとかして 入団数ヶ月のメンバーを組み込むことになります。逆に、これらを練習で 問題ないレベルに引き上げてから参加してもらうのであれば、初舞台は ずいぶん先の話となります。

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問題を違う方法で回避すると

では、これらの問題を無視するか、時間をかけて練習するか、以外には解決法は ないのでしょうか。じつは、完全な解決ではないにしてもずいぶん緩和する、 しかも単純な方法があるのです。

それは「初心者向けのパートを編曲して作ってしまう」というものです。 すなわち、上に挙げた問題を回避できるように楽譜を創りあげてしまうのです。
たとえば、長いフレーズは途中で休みを入れる、高い音はオクターブ下げる、 細かい音符は他パートのゆっくりしたフレーズに置き換える、小さい音の部分は 休みにしてしまう、表情は想像しやすいように具体的に書き下す、といったことを して、新しい専用パートにしてしまいます。こうすれば、元の楽譜をそのまま 吹くよりも負担は軽減されますし、その分ほかのことに気を回すこともできるでしょう。

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みんなが楽しめるようにしませんか

この方法が余り普及していないのには、いくつか理由があります。ひとつは このようなパートを作り出すのがけっこう面倒なことです。新人さんが1人なら その一人分作ればすみますが、各パート一人ずついれば、その数だけ作らなくては いけません。
また、そのような編曲をすること自体がけしからん、という考え方もあります。 作曲者の意図を大幅に無視してしまうわけですから、その言い分も一理あるとは思います。

でも、この方法も場面によってはかなり効果的に使えるのではないかと思います。 いつまでも基礎練習ばっかりでは、さすがに面白くないはずですし、演奏会に荷物もちで 参加するのも寂しいものです。たとえ1曲、しかも簡単になったバージョンであっても、 音楽をみんなで創るという作業に参加することで、その楽しさや一体感を得られるならば、 上手に活用することを考えてみてもよいのではないでしょうか。

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